しみず手帳・ブックデザイナーの日々

フリーランス ブックデザイナー 清水佳子の日記。 デザインした作品、2匹のネコ、ベランダで育てている植物も紹介していきます。神奈川県川崎市在住。

溺愛ワードローブ

お仕事のご紹介です。
人気イラストレーター・進藤やす子さんの新刊をデザインしました。

進藤やす子の溺愛ワードローブ

こちらの本、オフィスで働く女性のための情報紙「シティリビング」に掲載されていた「進藤やす子の溺愛ワードローブ」に加筆し、大幅な描き下ろしを加えたもの。
大人がターゲットで、40オーバーの私がみて「これ、素敵!!」というものが沢山載っています。



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進藤やす子さんの本をデザインするのは2冊目。
去年つくった『進藤やす子のミーハー♥クローゼット』のデザインを気に入ってくださり、今回ご指名くださいました。

↓オビをとったところ
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カバーの表1に関しては早い段階から進藤さんの中にイメージがあり、最初の打ち合わせで、背景色は大人っぽくベージュ、帯は赤でいこうと決まりました。
背景のハンガーバーイラストはモノクロで描いていただき、データ化して色変更を試しながら最終的には女のコの黄色のニットが映えるエメラルドグリーンにしました。


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表4のハンガーバーイラストはオレンジピンクに。

こちらの発色を見て気づく方もいると思います。
今回の本はカバー、オビ、本文ともCMYK+蛍光ピンク使用という贅沢な印刷となっており、背景のベージュもマゼンタの代わりに蛍光ピンクを混ぜ、濁りのないきれいな肌色のようなトーンになっております。

鮮やかで澄んだ発色を再現するため、紙はヴァンヌーボVスノーホワイトにグロスPP加工をしております。通常、ヴァンヌーボは、紙の質感を生かすために加工はニス引きにしますが、発色とPP加工のテカリと画用紙のような表面感がほしかったので、このような贅沢仕様となりました。


見返しの美しい水色は、進藤さんのセレクト! 表1の背景イラストの色とリンクしつつ彼女らしさも出ていて、私も気に入っています。紙はタント・E-66です。

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カバーの下の表紙は地模様入りの赤で! カバーをとれば何の本がわかりずらいので、何を読んでるか知られたくないときに便利です。紙はライトスタッフGA-FS使用。

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本文のほうは初の試みで、進藤さんの私物を撮影しコメント付で掲載! イラストと実際の服の写真の併用で、さらに着こなし方法や雰囲気がわかりやすいのではないでしょうか。本文用紙は発色と白さでb7トラネクストにしました。

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本文上部のカテゴリーを表す飾り罫は、色だけではなく柄も全章かえています。服もジャンルで分けてあるのだからデザインも!という小さな遊び心です。



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今回の本で一番大変だったのは色のコントロールでした。
CMYK+蛍光ピンクで、しかも1ページに写真とマーカー着彩のイラストが共存しているという状態。印刷会社にご無理を言いつつかなり頑張ってもらいました。ご担当のみなさま本当にありがとうございました!
そんな事もあり、私もマーカー着彩イラストのカラーコントロール、だいぶうまくなりました(笑) 特に肌色! 


物撮りありで、デザイン丸々1冊を1人でこなすのはかなり熱量が必要でしたが、著者の進藤さんと編集のFさんとの3人の本作りはとても充実していて、楽しい時間でもありました。
進藤さんは、毎回「あ、素敵!」と思わずどこのか聞きたくなるオシャレな姿であらわれ、楽しいお人柄もあってお会いするのが楽しみでした。そんな楽しんでつくった雰囲気も本にきっと出ているはずです。


今回の本はベーシックアイテムを選ぶ時のポイント、甘めアイテムの大人な取り入れ方、スタイリング方法などが、コーディネートの提案とともに紹介されていて、大人の女性が年齢相応の大人のおしゃれを楽しむためのヒントが満載です。
読めば読むほど欲しいモノのオンパレード! ファッション誌よりずっと使える本だと思います!




進藤やす子の溺愛ワードローブ

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