しみず手帳・ブックデザイナーの日々

フリーランス ブックデザイナー 清水佳子の日記。 デザインした作品、2匹のネコ、ベランダで育てている植物も紹介していきます。神奈川県川崎市在住。

PC本の「シリーズの顔」のはなし

こんにちは!

フリーランス ブックデザイナーの清水佳子(しみずよしこ)です。

著者さんのメッセージをたくさんの人に届けるためには、本が「売れる」事は正義。

「売れる」にこだわったデザインで日々奮闘しています。

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デザインした本のご紹介です。

javagold.jpg

翔泳社の資格書の「紫本」シリーズ、JavaプログラマGoldをデザインしました。

オラクル認定資格教科書『JavaプログラマGold』SE8

こちら、3冊シリーズで、今回でラストの3冊目です。

デザインの話は、最初の1冊の時に書いた記事を読んでみてください。

今日は、シリーズものを作る時、私が気をつけている事を書きますね。



ちなみに、ご紹介しそこねてしまった、2冊目のSilverは↓こんな感じでした。

javasilver.jpg

シリーズものは、シリーズの顔を維持しなければなりませんので、

最初の1冊目をデザインする時に、展開の計画を立てます。

今回の場合は、3冊の展開と、書籍のタイトルがあらかじめ決まっていたので、比較的タイトなデザインが可能でした。

これが、新書(例としてのリンクは光文社新書)など、どんなタイトルがくるかわからない書籍のシリーズですと、

どんなタイトルの本でもはまるような、大枠のデザインになります。


3冊ならべたところ。

並べた時の見え方が同じように見えるよう、ポイントカラーも色の彩度や明度が同じようになるよう、色選びをします。

「明度」とは色の明るさの度合い、「彩度」とは色の鮮やかさの度合いです。

java3satsu1.jpg

同じ「明度」ってどうやってわかるの?というと、

一番簡単なイメージの方法は、白黒写真にした場合同じグレーになる色ですよ。

今回の場合は、写真をグレースケールに直すとこんな感じ。

java3satsu3.jpg
どうですか? 「SE7/8」や「SE8」の部分のグレーは、ほぼ同じ明るさですよね。(若干、オレンジが濃いですが)

彩度の決め方は説明が難しいですが、色の濁り具合の印象でセレクトしています。

このシリーズをあと1冊つくると仮定して、選ぶ色は、ピンクでしょうか。

間違えても「黄土色」や「モスグリーン」は選ばないわけです。たとえ明度があっていても、彩度が低いから。



あと、難しいのは、背です。

背も本によって太さがちがうのに、印象は同じにみえなくてはならない。

よく見ると、「SE8」の部分の幅は全冊ちがいますし、Javaの文字だってサイズがちがうんですよ。

けど、そんな印象はないですよね。

java3satsu2.jpg

同じような印象に見えるよう、微調整するのもデザインですよ。

こういう調整も、駆け出しの頃は迷うこともおおいものですが、

数をこなして慣れると、さじ加減がわかるようになってきます。



今日のブログは、ブックデザインのレクチャーみたいになってしまいましたが、楽んでいただけましたら幸いです。


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